「上司が自分のことをわかってくれない。」
「自分は頑張っているのに認めてもらえない。」
上司に対して、職場に対して、不平不満・不安があるけれど、それを正直に面談で伝えていいものか迷う。
そんな人に私が伝えたいのはただ一つ。
「上司との面談で素直に全部言ってやれ!」です。
こに記事では、その理由と効果についてお話しします。
そもそも、あなたはあなたを認めているのか?
上司との話をする前に、まず確認しておきたいのが、
「あなたは、あなたの気持ち・感情・思考を認めていますか?」と言うこと。
仕事中、いくつも思い浮かぶ
「これはこうした方がいいのに」
「こうしたらもっと良くなるハズ」
「自分はこうしたい」「こうしてほしい」
といった自分の思い。
それらを、
「でも、自分なんかが言ってもな」
「まだ未熟だし」
「間違ってたら恥をかきそう」
そう思って、出さないままフタをしていませんか?
本当は、もうヘトヘトに疲れ果てて「休みたい」と思っているのに、
あるいは、大好きな用事があるのに、家族のイベントに行きたいのに、
「仕事を休むわけには行かない」とその思いを無視していませんか??
自分自身が、
自分の思い・感情・気持ちを認めていないのに、出していないのに、
それを誰かに認めてほしい、察してほしいと言うのは、
正直、めちゃくちゃ無理があります。
もちろん、
どうしても我慢せざるを得ない
シチュエーションはあるとは思います。
だけど、
「本当はこんな風に仕事をしたい」
「自分はこうした方がいいと思ってる」
「この意見を伝えたかった」
仕事で自分がしたかったことを
ちゃんと自分で認める。
「本当は休みたかった」
「本当は推しのイベントに行きたかった」
「本当は家族のイベントに参加したかった」
自分のその素直な気持ちを認めてあげてください。
あなたの内情をイチバン良く知っているは、あなた自身。
だから、人に伝える話の前に、
まずは、あなたはあなたのイチバンの味方になって、あなたの思い・感情・思考を認めてあげてほしいのです。
上司との面談で本音を伝える方がいいワケ
上記のように、自分で自分のことを認められるようになると、
自ずとそれを外に出したくなってきます。
そうなったら、その衝動を止めないで欲しいのです。
表現欲求は、排泄欲求の一種。出さないと、内部発酵して腐ってしまうのです。
本当は日常でこまめに出すことがオススメですが、
言えなかったこと、言ってもどうにもならなかったことは、
上司との面談でまとめて出してしまいましょう。
もちろん、上司に言ったからといって、全てが上手くいくとは限りません。
逆に、揉めたり、怒られたり、恥をかくかもしれません。
もしかしたら、成績を悪くつけられるかもしれない。
それでも、あなたが思ったこと、感じたことを、ちゃんと上司に伝えて欲しいのです。
その理由は大きく2つあります。
自分のために伝える
一つは、伝えるということは、
自分の思考、気持ち、感情を自分で認めてあげる
という行為だから。
「誰かに分かってもらいたい」という欲求が湧いた時、
その最初の「誰か」は、実は自分自身なのです。
例えば、
「自分はこう思う」という思いがあるのに、
「・・・でも、世間から見たら間違いかもしれない。」
「そんなことを思うなんて普通ダメだと思う」と
“自分以外の何か”の意見を思い出して、自ら板挟みになってしまう人がいます。
それでも「自分の意見」が間違いじゃないと思いたくて、
誰かに話して、意見という名の同意を求めてしまう。
(だから、反対されて不機嫌になったり、怒ったりしてしまう。)
そうではなくて、順番が逆なのです。
まずは、自分が自分の意見を認めてあげる、味方になってあげる。
あなたがあなたのイチバンの味方になれた時、その安心感はとてつもなく大きいものとなります。
その状態になると、自分の意見を出して、相手が違うことを言ったとしても、
「あなたはそう思うのね。(でも私はこう思う。)」と、冷静に相手が相手の意見を持つことも認められるのです。
上司も言われないと気づかない
もう1つの理由は、上司も言われないと気づけないから。
「自分はこんなに態度に出しているのに、上司も自分が忙しいことを知っているハズなのに、なんで何もしてくれないんだろう。」
自分目線ではそう思っていても、相手は気づいていない(気づかないフリをしている)ことがあります。
だから、きちんと言葉で伝える必要があるのです。面談の場があるのです。
言わないで分かってもらおうなんて、エスパー能力持っている??
あるいは、泣いているだけで、不機嫌でいるだけで、
周囲が察してなんとかしてもらえるなんて、自分を赤ちゃんや子供だと思っている??
自分がどう感じているのか、どうなったら嬉しいのか、きちんと自分の言葉で伝えましょう。
伝えてみたら、想像以上に優しい世界が待っているかもしれません。
ただ、全部が全部、自分の思うようないい結果が返ってくるわけでもないでしょう。
例えそうだったとしても、
そこから「自分にとってどうするのが幸せか」また次の手を考えていけばいいのです。
私自身の話
私自身も、最初は上司に何も言えない人間でした。
ですが、カウンセリングを学ぶようになって、
会社でも上司との面談で自分の本音を伝えられるようになりました。
上司の反応は人によって異なります。
大人の対応で受け流す人、
真摯に受け止めて意見を取り入れてくれる人、
「我慢が美徳」とばかりに説教する人、
表向きは聞く姿勢を持っていたけれど、後で他の上司から聞くに「理解できない」と愚痴られていたり、笑
対応は様々でしたが、それで不当に評価が下がるとか、そういう事はありませんでした。
(単にいい会社だったからかもしれませんが。。。)
それでも、最終的には、入社10年を前に会社を辞めました。
それもやっぱり、決め手は上司との面談でした。
上司との面談で本音で話したからこそ、
「自分がやりたいことと、会社から望まれている業務には乖離があるんだな」
と、もうどうしようもないくらいに分かってしまったから。
そこまで、あまりにも我慢している期間が長かったから、
気づいた時には、辞めたいのに辞められないという葛藤でもう心身ボロボロだったんですけどね^^;
だから、退職時にはウツに片足突っ込んでて、その後2年間はほぼ休み状態。
やっと最近、起業してブログ書いたりカウンセリングの仕事始めたりできるようになりました。
だから、個人的には、自分の気持ちに正直になることと、
それをこまめに出していくことをオススメしています。
未来は自分で選べる
この記事にたどり着いたということは、
少なからず、これを読んでいるあなたにも私と似たようなところがあるのかなと思っています。
「本当は自分の思う通りにやってみたい」
「もっと自由に仕事がしたい」
「もっと休める働き方がしたい」
・・・あなたはどんな思い・願いを持っていますか??
正直な自分の思いを、書いたり、人に出したりできるようになると、
今すぐ叶えられることが見つかったり、助けてくれる人が現れることもあります。
「もっと自由に仕事がしたい」なら、
どう自由にしたいのか、発信して、試してみて、時には人にお願いしてやってみる。
「もっと休める働き方がいい」なら、
周りの目線なんて気にしないで有給を使ってみる、
体調が悪い時は無理して出社しない、
自分の楽しみを優先して会社を休む。
今いる環境でできることがきっとあるはずです。
そうして一歩を踏み出してみると、次の「したいこと」が出てきて、人生が面白く回り出しますよ☆
まとめ
「上司との面談で本音を言おう」というタイトルから話が膨らんでしまいましたね、笑
あなたがあなたのために、
あなたの言いたい事を言ってみる。
あなたのやりたい事をやってみる。
そうすることで、また新たな景色が見えてくるはずですよ☆
(「どーしても、本音言うの無理!!」だったら、もちろん逃げるのもアリです。)
あなたがあなたらしく生きられることを、心から応援しています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!