「『チカさんにとって、
自分って何なんだろう』
そう思ったんですよね」
おとといの夜、
夫から言われた言葉。
いきなりそんなことを言われて、
ショックで涙が止まらなくなった。
今、安定した収入がない私。
夫と一緒にテレビや雑誌を見て
私が「ここ行きたーい!」という度、
夫は「オレがまた全部払わなきゃいけないの?」
と感じていたらしい。
それで、
「チカさんにとって
自分ってただのお財布なんじゃ?」
そう思ったとのこと。
私としては、
行ける行けないに関係なく、
ただそう思ったから
「行きたーい!」と言っていたので
(『願いは口にすると叶う』って言うしね)、
夫がそんな風に思っているともつゆ知らず。
いきなり冒頭の言葉を言われて、
すんごいショックだった。
でも、夫の言うことも分かる。
だから夫に話した。
私にとって夫は大事な人であること。
大好きで一緒にいたいと思ったから結婚したこと。
でも、私は自分に嘘をつけない(つきたくない)人間であること。
夫を大事に思うのと同じくらい、自分が大事であること。
収入が不安定でも、
今は個人事業主として仕事をしてみたいこと。
そして、
夫にも夫自身を大事にしてほしいし、
夫自身の幸せを大事にしてほしいと思っていること。
だから、
もし夫がもっと収入の安定した相手を望むなら
夫にとってそういう人と一緒にいることが
幸せなのだとしたら、
その意見を尊重する(別れる覚悟がある)よと。
涙と鼻水でぐっちゃぐちゃになりながらでも、
伝えたいことを全部伝えた。
夫は全部聞いたあと、
「大丈夫です。
チカさんじゃないとダメなんで」
と言った。
そして、
「難しいですね。
自分も甲斐性がないんで」
と苦笑いしながら言ったので、
あえて否定せずに
「大丈夫、
それが分かって結婚してる」
と返してやった、笑
「これだけ生活させてもらってて、
甲斐性なしとか言えないけどね」
とフォローもつけて。
後から分かったことだけれど、
その日の夫は、
予約して行った歯医者で1時間半待たされたり、
治療が終わって帰ろうとしたら
後輩のことで急遽
職場に顔を出さないと行けなくなったり、
家に帰って鍵開けてドアを開けようとしたら
私が間違えてチェーンをかけたままで
ガンッ!!ってなって入れなかったり、
要は、
少しずつイラッとすることが重なって、
それで不機嫌だったらしい。
冒頭の言葉も、
半分は八つ当たりだったわけだ。
でも、この機会に
お互いの思っていることを
話せて良かったと思う。
少なくとも、
私は夫に対しての安心感が増した。
まぁ
「自分は奨学金の返済を
肩代わりするつもりはないですからね。
本当に困った時には考えますけど、
頑張らないで頼られるのは違うと思うんで。」
と釘は刺されたけどね、笑
私も負けじ?と
「でも起業は最初が
イチバン赤字だからね」
と言ってやったら、笑ってた。
私の好きなバンドである
BUMP OF CHICKEN の
「リボン」と言う曲に
僕らを結ぶリボンは
解けないわけじゃない
結んできたんだ
というフレーズがある。
今回みたいに
ほどけ(そうになっ)たり
また結び直したりしながら、
夫婦関係、人間関係って
続いていくんだなと
思った出来事でした。
BUMP OF CHICKEN の「リボン」、
いい曲なので
良かったら聞いてみてください!
チカでした