この記事では、心屋カウンセラーにもなった私が、どのような経緯で心屋にハマり、
そしてどのような経緯で離れた(心屋への課金をやめた)のか、ということについて書いています。
前回までの話はコチラ。
なかなか辞められなかったBeトレ
前回の記事にも書いた通り、
「Beトレにかけていたお金を、もっと自分の好きなこと、自分の大事な人に使おう」
そう思った私ですが、
実際にBeトレを辞めるまでには、なかなか時間がかかりました(5ヶ月くらい)。
その理由は、罪悪感。
- 「心屋さんにお世話になったのになぁ」
- 「マスターコースを受講した時の講師に悪いなぁ」
- 「Beトレで会う友人たちに悪いなぁ」
という罪悪感や、彼・彼女らに嫌われたくないという思いから、Beトレを辞めるのをためらっていました。
Beトレを辞めるに至るまで
罪悪感の正体
心屋の考え方では、
悩みの多くは、
自分が幼い頃の母親との関係やルールを、
大人になってからも持ち続けているから
だといいます。
例えば、大きい声を出す人を苦手に感じるのは、
幼い頃に親に大きな声で怒られて怖かったことを思い出すからだったり、
いつも周りの人の機嫌ばかり伺って本音を出せないのは、
幼い頃にいつもお母さんの機嫌を伺っていたことの名残だったり。
この考え方を自分に当てはめて思い返したところ、
- 「心屋さんにお世話になったのになぁ」
- 「マスターコースを受講した時の認定講師に悪いなぁ」
- 「マスターコースで会う友人に悪いなぁ」
という思いも、
はるか昔に持っていた「お母さんを悲しませたらいけない」
「私が離れたらお母さんかわいそう」という思いの“お母さん”を、
無意識に、お世話になった心屋さんや担当してくれた認定講師や同期に置き換えて、
罪悪感を持っていたのだとわかりました。
冷静に考えてみる
じゃあ、本当に、私がBeトレをやめたら、
心屋さんや担当してくれた認定講師や同期がかわいそうなのかと言うと、
全くそんなことないわけで。
そもそも、心屋さんも担当してくれた認定講師も、私よりめっちゃお金持ちで人気があります。
一緒にマスターコースに通った同期も、
心屋さんやBeトレのことが好きでそのままBeトレを続けるのだから、私がBeトレを辞めても関係ない。
「お世話になったのになぁ」というのは、本当にそうなのだけれど、
その分、本やセミナーやBeトレにお金を支払ってきたのだから、立場は対等なはず。
そう自分の中で納得して、「よし、Beトレやめよう」とやめられたのでした。
言ってしまえば、このこと自体も、
心屋さんの教え「やりたくないことやめて、やりたいことやろう」の実践ですしね、笑
一旦、新たな学びをストップ
私は、社会人になってからこれまで、
自己啓発や心理学、スピリチュアル等の本やセミナーに、自己投資と称してたくさんの課金をしてきました。
恥ずかしい話、
「これを学べば人生が変わるかもしれない」
「これをやれば今よりお金持ちになるかもしれない」
そんな欲や野望や下心でいっぱいだったと思います(今もまだあるけれど、笑)。
その結果、
ずっと仕事で苦しかった状態、ずっとパートナーがいない状態から
会社を辞められたり、結婚できたりと嬉しいこともありましたが、
正直なところ、お金に関してだけは
収入は一向に上がる気配はなく、出費だけが重なり懐はいつも寂しい状態。
私は心屋への課金を辞めるのを機に、西野さんのオンラインサロンや、
ずっと続けていた他の学びへの課金も全部辞めることにしました。
「一度、新たに学ぶことはやめよう。」
「これからは、純粋に心から楽しめること、大切な人と過ごす時間に使っていこう」
そう決めたのでした。
ただ、「引き寄せの法則」だけは信じて、実践し続けました。
それまでの実体験から、数々の願いが叶った理由が最終的に「引き寄せの法則」に集約されると感じたのと、課金せずとも(本を読むだけで)続けることができたからです。
今の私の、心屋に対する考え
基本的な思い
私は現在、心屋への課金をやめていますが、心屋に行ったことは本当によかったと思っています。
心屋に行ったおかげで、
自分の生きづらさや苦しさが、自分の思い込みに起因するものだと分かった
その思い込みを、ずっと「常識」「当たり前」だと思っていたけれど、
それが「親の意見(教え)」「後天的に身につけた処世術」だったと知れた
目の前の問題(悩み)を通じて、自分の思い込みに気づくことができ、
改めて「自分がどうしたいか」を考えられるようになった
結果、心屋を知る前よりも、のびのびと自由に生きられるようになった
という変化がありました。
心屋さんは、
- やりたくないことをやめて、やりたいことやろう
- いい人をやめて、ゲスい人になろう
- ずるく生きよう
と言います。
それは、心屋に来る人たちの多くが、
「(過去の思い込みに縛られて)他人を優先させて生きてきた結果、苦しくなってしまった」
という状況に陥っているから。
そんな人たちの心(思い込み)をゆるめるには、一度、自分中心な生き方を試してもらうのが効果的だからです。
私自身も、かつてこの考え方に救われた人間の一人です。
今でこそ、「引き寄せの法則」を学んで、
過去の出来事を振り返らなくても、信念(思い込み)をゆるめて変えることはできると理解していますが、
昔の思い込みガチガチだった自分が、いきなり「引き寄せの法則」を知っても信じられなかったと思うので、
心屋→「引き寄せの法則」とステップを踏めたことは良かったなと思っています。
心屋さんの「ある告白」についての思い
心屋さん自身も、本人が提唱してきたことを実行して生きている人。
だから、心屋さんがある「告白」をした内容(これは修正版で、元の記事は現在削除されています)も、
「やりたいことをやって生きる」という言葉の有言実行の一つなんだろうなと、
淡々とした気持ちでその内容を見ていました。
ただ、それを見て、「自分はどんなパートナーシップがいいかな?」と思った時、
正直「心屋さんみたいにはなりたくないな…」と思いました。
私自身は、夫が大好きなので、一途に大事にしていきたいと思っています。
2021年4月追記:
心屋さん(現:佐伯さん)は、この「告白」の中に出てくる「外に求めていたお相手」と一緒に生きることにしたそうです。
認定講師さんが次々に心屋を離れたことについて
先の「告白」が決め手になったのかどうかは分かりませんが、
2019年末〜2020年春頃にかけて、
長年心屋の認定講師をされてきた方々が、次々に心屋を離れていきました。
個人的には、これも、認定講師の方々が
心屋さんの提唱していた「やりたくないことをやめて、やりたいことやろう」を実行しただけと認識しています。
だから、当時、心屋さんが離れていった人たちに怒っていたことが、逆に理解不能でした。
心屋さん自身が「やりたくないことをやめて、やりたいことやろう」って言うてたやーんって。
(後に、心屋さんは「本音は寂しかっただけで、八つ当たりしてしまった」と弁明。)
自分がお世話になった認定講師の方々と疎遠になるのは、少し寂しい気もしますが、
皆さんが、それぞれ好きな世界でのびのび楽しく暮らせるのがイチバンだなと思っています。
ご縁があれば、またどこかでつながれるかもしれませんしね^^
- 2023年3月追記:
私が心屋マスターコースを受講した2014年当時、マスターコースの認定講師をされていた方は全員いなくなりました。(ちょっと寂しく感じますね。) - 2024年3月追記:
2019年に心屋を卒業した心屋ジェニーさんは、2023年12月に心屋に復帰されていました。
心屋さんが心屋を卒業したこと
さらに、2020年の年末、
今度は心屋さん自身が心屋を卒業し、今後は「JIN 佐伯仁志」の名前で、音楽活動に専念することを表明しました。
これも、ご本人が提唱していた「やりたくないことをやめて、やりたいことやろう」を有言実行ですね。
- 後に心屋さんが「他人への不満は自分への禁止」という記事を書いているのを見て、
個人的には、認定講師が離れていった時に怒っていたのは、本音は「うらやましい」だったのでは?とこっそり思ったり。
その後、「音楽に専念する!」と言った3ヶ月後には、
「ブログやnote(に心のことを書くの)をお休みしたら、歌が書けなくなった」ということで、
ファンクラブのサイトやnoteに、心のことをバリバリ書くようになり…。
さらに、2024年春から「JIN 佐伯仁志」の名前のまま、心屋時代の活動スタイルに戻りました。
心屋さん改め佐伯さんと心屋塾の現在について
最後に、
心屋仁之助さんが抜けた後の心屋塾がどうなっているのか、
心屋仁之助改め「JIN 佐伯仁志」さんとなった彼の現在についてですが、
これはまた別記事にまとめました。
もしご興味がありましたら、ご覧ください。
この記事をこのブログに書いた理由
かつて心屋に助けられた身として、正直、「こんなタイトルで記事書いてもいいのかなぁ」と躊躇う気持ちもあります。
でも、自分の正直な思いをどこかに出しておきたくて。
ただ、心屋つながりの人が多く読んでいるアメブロに書くと、嫌な思いや悲しい思いをさせてしまう恐れもあって。
だから、誰も私を知ってる人がいないこのサイトに、自分の思いをしたためることにしました。
(アメブロから離れた理由はコチラの記事にも詳しく書いてあります。)
2024年4月追記:
今はアメブロからこのブログに完全移行しました。
心屋好きな人から見たら「こんな記事書いて!」と怒られるかもしれないし、
心屋嫌いな人からも「結局、心屋から抜けられてないじゃん!」と突っ込まれるかもしれません。
ですが、これが私の今の素直な気持ちです。
「こんな人間もいるよ」ということで、
これから心屋に関わろうとしている人、心屋を抜けようか迷っている人の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。